LIFE 副菜
「なんでもない日」じゃない、お正月の料理です。食材は、おもち。
「いつもの食べ方は、飽きちゃった」というシチュエーションで、
おいしい食べ方を、飯島奈美さんに教えていただきました。
なつかしくって、ちょっとあたらしい、
おもちの食べ方、６レシピを紹介します。
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まずは「おろし納豆もち」から行きましょう。
だいこんを、おろします。
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ザルにあけて、だいこんおろしの水気を、軽く切ります。
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そして、２分の１カップになるように、量りましょう。
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細ねぎを、小口切りにします。
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オーブントースターで、おもちを焼きます。
そして、その間に、からめる「おろし納豆」をつくります。
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だいこんおろしに。
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ひきわり納豆を加えて。
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みそを加えます。
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さっくりと、混ぜておきます。
味をみて、薄いようだったら、みそを足してくださいね。
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刻んだ細ねぎを、半量入れます。
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さっくりと混ぜます。
これでおろし納豆ができあがりです。
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こちら、オーブントースター。
手前のほうが、焼き上がり時間がかかるので、
途中で前後を入れ替えるといいですよ。
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ぷっくりと、ふくらんで。
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かるく焦げ目がついたら、ＯＫです。
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おろし納豆にからませます。
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仕上げに、おかかをかけて。
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お皿に盛って。
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残りの細ねぎを、上から散らします。
これで、できあがりです。
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こんどは、くるみもちです。
最初に、くるみを、すりばちで粗めにすります。
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すり鉢がない、という人は、包丁で刻んでもいいですし、
ビニールぶくろに入れて、叩いてもいいですよ。
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ぜんぶ細かくはせず、すこし粒のかたまりが残るくらいで止めて。
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黒糖を入れます。
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おしょうゆも加えます。
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さっくりと混ぜたら。
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シナモンを、ほんの少し入れて香りをつけます。
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さっと混ぜれば、くるみあんができあがりです。
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さて、おもち。
今回は「煮もち」にします。
熱湯におもちを入れて、ふたたび沸騰したら弱火にして３分。
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火を止めて、フタをして、１分。
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煮えたおもちを出して、くるみあんにからめます。
おもちがくっつきやすいので、１つずつからめてください。
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おもちが、くるみあんをまとったら、お皿に盛りつけます。
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これで、できあがりです。
どうぞ、ためしてみてくださいね。
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こちらは「ゆずこしょうみそもち（お茶漬け風）」。
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ゆずこしょうを準備します。
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そこに、みそを加えます。
みその種類は、「ゆずこしょうみそ」でなくても、
なんでも大丈夫です。
とうがらしみそや、ふきみそ、油みそなど
香りみそを使っても、いいですよ。
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よく混ぜておきます。
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いっぽう、こちらは、だし汁。
昆布とかつおでとりました。
そこに、塩を加えて、味をととのえておきます。
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三つ葉を、刻んでおきます。
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あられも、準備しておきましょう。
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さて、おもち。
フライパンをあたため、たっぷりめの油を入れて、
揚げ焼きにします。
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強めの弱火でじっくりと焼きます。
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きつね色になったらひっくり返して、両面を焼きます。
水が入るとはねるので、気をつけてくださいね。
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菜箸などを刺して、中までやわらかくなっていれば、焼き上がりです。
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あたためておいただし汁を、椀にそそぎます。
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揚げ焼きにしたおもちを入れます。
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合わせたみそをのせます。
（使うみそによって、分量を加減してのせてください。）
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あられと、三つ葉を散らします。
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みそを少しずつ溶かしたり、そのまま食べたり、
お好みで、焼き海苔をかけて、おめしあがりください。
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「ミルクきなこぜんざい」をつくります。
牛乳をあたためながら、砂糖を加えます。
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きなこも、加えます。
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沸いてきたら‥‥。
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静かに、おもちを入れます。
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弱火にして、４分、時々ひっくり返しながら、煮ます。
おもちがやわらかくなったら、火をとめてフタをして、
１分、蒸らします。
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やわらかく煮えたおもちを、スプーンなどで、
汁ごと、器によそいます。
汁の分量は、お好みでどうぞ。
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そこに、あんこをのせれば、できあがりです。
（あんこは、市販品でもいいですし、
「おばあちゃんの、おはぎ。」のレシピを
すこしゆるめに仕上げたものでも、いいですよ。）
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こちらは「じゃがバタもち」。
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じゃがいもを、洗って、皮をむきます。
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１センチほどの厚さに切って。
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さらに１センチ幅で、縦・横に切って、
１センチの角切りをつくります。
切り終わったら、５分ほど水にさらしておきましょう。
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小鍋に水をはり、じゃがいもを入れて、火にかけます。
沸いたら、火を弱めて、７～８分、ことこと煮ます。
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もちを加えて、３分半から４分、煮ます。
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お湯を切ります。
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へらなどで、じゃがいもとおもちをつぶします。
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全体がねっとりとするまで、混ぜましょう。
つぶつぶが残っても、おいしいですよ。
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混ざったら、熱いうちに器に盛って。
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バターをのせて。
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おしょうゆを、さっとかけます。
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お好みで、めんたいこをのせて、おめしあがりください。
（焼き海苔も、よく合いますよ。）
これで「じゃがバタもち」は完成です。
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「お好み焼きもち」をつくります。
（「もち入りお好み焼き」とは、ちがうんですよー。）
まず、キャベツを、水洗いして水気を切り、
太めの千切りにします。
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チーズと、あえておきましょう。
焼いたときに、チーズがつなぎになって、
キャベツとおもちが、くっつきます。
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豚ばら肉を、５センチに切っておきます。
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おもちは、クッキングシートにのせて、電子レンジへ。
途中でひっくりかえしながら、
すこしふくらんで、やわらかくなるまで、様子を見ながら加熱します。
（ちなみに、飯島さんの使っている電子レンジでは
500Ｗで、途中で一度返し、やわらかくなるまで、合計１分15秒くらいでした。）
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その間に、タレをつくっておきましょう。
ウスターソースに。
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オイスターソースを入れ、混ぜておきます。
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フライパンを熱し、油をひきます。
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電子レンジで加熱したおもちをのせて、中火で加熱します。
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クッキングシートをのせて、上から、おたまの背などで
つぶします。
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キャベツとチーズをあえたものをのせて、
フタをして、中火で焼きます
裏がきつね色にこんがり焼けたら‥‥
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豚ばら肉をのせて。
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中央をすこしくぼませて、卵をのせます。
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菜箸などで黄身をくずして広げて。
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フライ返しなどで、ひっくりかえしましょう。
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きれいな焼き目がついています。
このまま、２分ほど、フタをして、
中火で焼きましょう。
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すこしめくってみて、
こんがり焼き色がついたら、できあがりです。
卵側を上にして、まな板に移します。
さきほどのクッキングシートをひくと、
お皿への移動がかんたんです。
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食べやすい大きさに切りましょう。
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お皿にうつし、つくっておいたタレをかけて。
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おかかを、たっぷり。
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青のりもかけて、紅ショウガを添えて、できあがりです。
おもちそのものが、お好み焼きの生地になっている「お好み焼きもち」、
ぜひためしてみてくださいね。
『ＬＩＦＥ』の定番的なメニューに添えた小皿料理、
飯島さんが映画やテレビの撮影用につくったおかず、
「ほぼ日」の対談などのためにつくったもの、
これまでにおまけの小冊子として
制作したものなどのなかから、
かんたんで、うんとおいしい
５５品の副菜レシピをあつめました。
