今回のテーマは「牛丼」です。父子、ふたりで食べる牛丼。
どうもこのごろ、息子が元気がないのに気づいたお父さん。
何に悩んでるんだと訊いても「別に」と言われちゃうんですけど
なんとか元気づけたくて、おかあさんの不在の休日に、
ちょっといい牛肉を買ってきてお昼ごはんをつくりました。
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まずは、たまねぎの皮をむきます。
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はしっこは、切り落として。
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タテ半分にして。
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5ミリの厚さにスライスします。
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こちら、牛肉の切り落とし。バラとか肩ロースが混じった、
国産和牛などの、けっこういい肉の、切り落としです。
ふだん、おかあさんが買うのより、ちょっと上等な切り落とし。
すこし脂っけがあったほうが、おいしく仕上がりますよ。
あ、牛脂も忘れずに、もらってきてくださいね。
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フライパンを強火で熱して、
牛脂を溶かします。
えっ、焼くんですか?
そうなんです。「焼いてから煮る」牛丼なんです。
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牛肉を入れ、箸で広げながら、焼いていきます。
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ちょっと焼き目がつく程度になったら、
ひっくり返します。
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まだちょっと赤い部分が残っているくらいのところで。
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たまねぎを入れます。
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強火のまま、ざっ、ざっと、炒めます。
そして、油がまわったら‥‥
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砂糖。
(甘くないのが好きな人は、
半量に減らしてもいいですよ。)
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お酒。
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しょうゆ。
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ここでざっくり混ぜます。
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昆布だしを入れます。
昆布だしがないときは、お水だけでもいいですよ。
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中火で4~5分、煮てゆきます。
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ときどき傾けて、煮汁の残りぐあいを見てください。
そして、少しだけ煮汁が残るくらいになったら。
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みりんを入れます。
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さっと混ぜて、火を止めます。
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丼に、ごはん。男ふたりなので、たっぷりめです。
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ざくざく、盛りましょう!
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ふたつの丼に、まんべんなく。
「とうさんのほうが多い!」みたいなことにならないように均等に。
けんかになりそうだったら
ふたつ並べて「先に選んでいいよ」方式でしょうか。
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煮汁も、同じように、上からかけておきます。
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完成!
お吸いものは、ちょっと手抜きで、
とろろ昆布にお湯を差したものです。
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紅しょうがを好きなだけのせて、いただきましょう!
「ま、いろいろあるよな。これ食ってがんばれ!」
「‥‥」
「うまいか? うまいか?」
「‥‥ウン」
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ぜひ、みなさんも、ためしてみてくださいね。
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