ふるさとからもどる日。帰省の最後の日。
おかあさんが「これ、持ってきなさい」と、渡してくれたお弁当。
それが太巻きでした。
「生ものは入れてないけど、早めに食べるのよ」って。
そんな太巻きを、飯島さんにつくってもらいましょう。
1/43
米を洗い、水に20~30分浸し、
ザルにあげ、20分おきます。
炊飯器に酒と昆布とともに入れ、
「すしめし」あるいは「かため」
の線まで水を加えて炊きます。
2/43
酢、砂糖、塩をよく混ぜて、
合わせ酢をつくります。
3/43
干しかんぴょうを水洗いし、
水で戻します。
水を切ってから塩でもみ、
もみ洗いしておきます。
4/43
干ししいたけを水で戻し、
5mm~1cm幅にスライスします。
5/43
鍋に、干ししいたけの戻し汁、
砂糖、しょうゆを加えます。
6/43
戻した干ししいたけを
汁気がなくなるまで煮ます。
火にかけて、煮立ってきたら、落としぶたをしてくださいね。
7/43
かんぴょうを煮ます。
鍋にしいたけの戻し汁、砂糖、しょうゆ、
みりんを加えます。
8/43
汁気がなくなるまで煮ます。
ときどき、木べらで寄せて、
汁の残り具合をたしかめましょう。
9/43
じゅうぶんに汁気がなくなったらOK。
このままさましておきます。
10/43
えびの背わたをとります。
11/43
串を刺してまっすぐにします。
12/43
鍋に水、酒、塩を合わせ、
沸騰させたところにえびを入れ、
3分加熱します。
13/43
火を止めたらそのままおいて、
あら熱をとり、
そのあと、ざるにあげておきます。
14/43
ごはんが炊けたら、昆布を取り、
飯台に移します。
15/43
合わせ酢をかけます。
16/43
切るように、一気に混ぜます。
17/43
全体が混ざったら、ときどき上下を返しながら、
うちわであおぎ、あら熱を取ります。
そのあとは、乾かないように、ぬれぶきんをかけておきましょう。
18/43
卵をボウルに割り入れ、だし汁、砂糖、
しょうゆ、塩を加えて混ぜます。
19/43
卵焼きをつくります。
焼き方は、「青春の卵焼き」を参照してくださいね。
20/43
きゅうりを、海苔の幅にそろえて切り、
さらにタテ半分に切ったあと、
3つに細長く切ります。
21/43
焼き穴子を、海苔の幅に合わせ、
頭と尾を落として、
タテ半分に細長く切ります。
22/43
えびの殻をむいて、
タテ半分に切ります。
23/43
大葉もタテ半分に切ります。
巻く材料は、まとめておくとべんりですよ。
でんぶも器に出しておきましょう。
24/43
卵焼きは、厚みを半分にしてから、タテ3等分にしておきましょう。
(つまり、6等分になるようにします。)
25/43
巻き簀を準備。
26/43
海苔をのせます。
27/43
巻き簀の上に、海苔をのせ、
手前を1.5センチ、奥を3センチあけて
(これがのりしろになります)
酢めしを広げます。
1回に使う酢めしは、炊いたなかから、1/3(1合分)です。
28/43
手前にかんぴょうを1本、
海苔の幅に合わせて折り畳んでのせます。
29/43
しいたけをのせ、その奥に指先で溝をつくります。
30/43
そこに、卵焼きをのせます。
適当な長さを足して調整してくださいね。
31/43
きゅうりをのせます。
32/43
穴子をのせます。
33/43
えびをのせます。
34/43
きゅうりの手前に、
でんぶをのせます。
35/43
大葉をのせます。
36/43
こんな感じです。
こんなにたっぷりの具で巻けるの???
はい、巻けるんです。
37/43
さぁ、手前から、慎重に、
具をしっかりとおさえながら、
巻いていきますよ!
38/43
よいしょ! と、ていねいに、でも一気に。
巻き終わったら、両手でしっかりおさえて。
39/43
両脇にはみだしたごはんを
ぬれぶきんでととのえます。
40/43
5分程度おいてから、巻き簀を外します。
41/43
食べやすい太さ(1.5~2cmていど)に切ります。
包丁にお米がつくので、こまめにぬれぶきんで拭きましょう。
42/43
これで完成!
お弁当にして、すこし時間をおいてからでもおいしいですし、
もちろん、すぐに食べてもおいしいですよ。
43/43
持ち運ぶときは、通気性のよいお弁当箱に入れてくださいね。
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