今回、飯島さんにお願いしたのは
「家族が留守のときに、お父さんが温めて食べる豚汁」。
具だくさんで、それだけでごはんのおかずになる豚汁です。
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だしをひくため、昆布を水にひたします。
すくなくとも30分、半日なら煮なくてもしっかりとだしがひけます。
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だいこんを桂むきにします。
皮の硬さが気にならない人は、
皮つきのままでも大丈夫です。
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四等分だとちょっと大きいので、六等分に。
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すこし時間をおいて食べるので、
ちょっと厚めに切ります。
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にんじんの皮をむきます。
(ピーラーを使ってもいいですよ。)
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二等分してから、こちらも、ちょっと厚めに切ります。
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葉っぱに近いほうは、太いので、
四等分にして、さらに厚めに。
全体がおなじくらいのボリュームになるように切っていきます。
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しいたけは、石づきをとって、8~10等分くらいに。
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石づきは捨てず、土のついているところだけ捨て、
残りを手で割いて使いましょう。
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ごぼう。たわしを使ってよく水洗いをして、
とれない強い汚れは、包丁の背でこそいで落とします。
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厚めに、斜めに切ります。
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あく抜きに、水にさらしておきましょう。
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さといも。たわしで洗っておきます。切るのは、煮る直前に。
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木綿豆腐。パックから出して皿にのせ、
キッチンペーパーをはさんで、
水を入れたパックをのせて、水切りをします。
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こんにゃく。スプーンで小さくわけておきます。
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豚ばら肉を、かたまりで用意しました。
繊維を裁ち切る方向に切ります。
まず、このくらいのブロックに分けてから‥‥
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けっこう厚めでしょう? だいたい5ミリくらいです。
おかずにする豚汁ですから、大胆にまいりましょう。
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お味噌。「いろんなお味噌を混ぜて使うと、おいしいですよ」。
今回は、仙台味噌に、麦味噌を混ぜました。
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ちなみに、これが飯島さんのお味噌の保存方法。
大きめのふた付き容器に、だし昆布を仕切りにして2種類入れています。
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さて、調理に入りましょう。
まずは、下ごしらえ。
沸騰したお湯に、豚肉を入れます。
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表面が白くなったらすぐにすくいます。
だいたい、15秒くらいかな。
こうすることで、コクもあるけどさっぱりと仕上がるんです。
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ざるにあげておきましょう。
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そのまま、同じ鍋で、ごぼうとこんにゃくをいっしょに茹でます。
ぐらぐらと沸騰させすぎない程度に加熱しながら、
2、3分、茹でます。
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すくいあげたら‥‥
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水に落としておきます。
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さて、本番。加熱した鍋にごま油を入れて。
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だいこんを入れて。
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にんじんも入れて。
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ごぼうとこんにゃくも入れて。
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ざっ、ざっと炒めます。
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大さじ2の酒を入れて、フタをして蒸し煮にします。
そのまま3、4分、弱火で加熱しましょう。
こうすると、野菜が早く煮えて、
味がしみこんでいきます。
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その間に、お豆腐の水を切って。
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長ねぎを7mmくらいに切っておきます。
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豚肉を鍋に入れます。
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続いて、だしを入れます。飯島さんは「こんぶ水」と呼んでいました。
あ、昆布ごと、入れてくださいね。
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しいたけを入れます。
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沸いてきたら、昆布をとりだします。
沸騰すると、アクが出るので、ていねいにすくいます。
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味噌を半分、溶き入れます。
このまま弱火で10~13分、煮ます。
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さてその間にさといもの準備。
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皮をむいて。
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水にちょっとさらしたら。
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大根やニンジンと揃いの大きさに、
半月切りにします。
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お鍋に投入。
味のついている汁に入れると、
それほどぬめりも出ないんですよ。
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そしてお豆腐を、手でちぎって入れます。
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ここで10分くらい、弱火で煮ます。
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最後に、長ねぎを入れて。
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残りの味噌を溶きます。
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仕上げの調味料は、おしょうゆと。
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みりん。
沸騰前に、火を止めて、完成です!
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これ、ちょっと時間をおくと、味がなじんで、
また、おいしいんですよね。
家族は留守だけど、お父さんはいちばんおいしい状態の豚汁が
食べられるというわけです。
あっ、お父さん‥‥
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食べる時に、七味唐辛子をぱらりとかけてみてくださいね。
また味わいがひろがります。
飯島さん、今回もありがとうございました!
存在感たっぷりの豚汁、ぜひみなさまもためしてみてくださいね。
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