「なんでもない日」‥‥、じゃないかもしれないですが、
もうすぐクリスマスがやってきます。
骨付きチキン。いちごのショートケーキ。
飯島さんに、つくってもらうことにしました。
特別すごい! っていうわけじゃないけど、
やっぱりうれしい、クリスマスのばんごはんを。
飯島さん、よろしくおねがいします!
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ケーキの型に、バターを塗ります。
側面も底も、まんべんなく。
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クッキングシートを敷きましょう。
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側面も忘れずに。
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スポンジのタネに入れるためのバターを
湯せんでとかしておきます。
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卵。常温にもどしておいて、ボウルに割り入れます。
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ボウルより小さな鍋に湯を沸かして、
ごく弱火のままボウルをのせて、
卵を、ハンドミキサーで泡立てます。
手で卵を泡立てるのはたいへんなので
ここは機械の力を借りましょう。
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ぐうぃーん。
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混ぜながら、グラニュ糖を入れます。
1/3ずつ、混ぜては入れ、混ぜては入れましょう。
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ひと肌くらいにあたたまったら、鍋から外して混ぜつづけます。
だいぶ、泡立ってきましたね。
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卵液をたらして、形が「すぐには」消えないくらいまで
泡立ったら、最後に「低速」にして混ぜて、
卵のきめを整えます。
ここ、ポイントです。
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スパチュラ(ゴムべら)に持ち替えます。
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小麦粉を入れます。
これも1/3ずつ、入れては‥‥
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混ぜて。
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入れては‥‥
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混ぜて。
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入れては‥‥
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混ぜます。
いちどに入れちゃうと、混ぜづらいのです。
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最後に、とかしバター。
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そして、底からすくいあげるように、
さっくりと混ぜましょう。
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型に流し込みます。
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とんとんとん、と、叩いて、
表面をならします。
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180℃にあたためたオーブンに入れます。
タイマーは25分です。
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オーブンに入れて25分。
焼けているかどうか確認をしましょう。
竹串を挿して‥‥
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すっとひきあげて、タネがついてこなかったら、焼き上がっています。
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網のうえに、ぽん、とひっくりかえしておきましょう。
常温まで冷まさないと、クリームが塗れませんから、
しばらくこのままほおっておきます。
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クッキングペーパーは、はずしましょう。
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シロップづくりに入ります。
鍋にグラニュ糖。
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そしてお水。
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火にかけて、溶かします。
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鍋が焦げないよう注意しながら、
いちごを用意。洗って水を切ってヘタをとって。
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つぶします。
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このくらいまでつぶしたら。
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濾します。果汁をとりたいのです。
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大さじ3の果汁をつくりました。
‥‥めんどうだったら、ミキサーにかけてもいいですよ。
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お砂糖が溶けました。注ぎ入れます。
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リキュールも入れます。
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混ぜ合わせたら、シロップのできあがり。
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スポンジが冷めたのを確認して、
まないたの上にひっくりかえして、
焼き色の強い表面を、平らに削ります。
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そして同じ厚さになるよう、2つに切りましょう。
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トッピングするいちご。よく洗って‥‥
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水気をとって。
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中に挟むいちご(9つ分)は、ヘタをとってタテ半分に。
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上にのせる6コのいちごは、
かたちのいいものを選んで、ヘタをとっておきましょう。
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氷をボウルの底にあてて、
生クリームをホイップします。
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グラニュ糖は先に入れておきます。
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そんなにたいへんじゃないので、ここは手作業。
しゃかしゃかしゃかしゃか‥‥
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だんだん、とろーんとしてきました。
あとちょっとで「角が立つ」ようになる前、
まだ、とろーりとしている状態の八分立てで、止めます。
なぜかというと、そうしないと、きれいにスポンジに塗れないからです。
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スポンジの1段目を、くるくる回るケーキ用の台にのせて、
さきほどつくったシロップを、
上面に、たっぷり塗ります。
ケーキ台がなければ、とりわけやすい、平たいお皿でも。
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それと合わせる、2段目の下面にも、たっぷりと。
ここでシロップは使い切らないでくださいね。
最後の上面にも、塗りますから。
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1段目に八分立てのホイップクリームをのせます。
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そのまま、ひろげて。
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半分に切ったいちごを、並べていきましょう。
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ぎっしり!
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すきまを埋めるように、ホイップクリームをのせて。
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表面を平らにならします。
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こんな感じで大丈夫。
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シロップを塗った面を下にして、1段目を重ねます。
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そっと、押して、なじませましょう。
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上面に残ったシロップをたっぷり塗ります。
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その上からたっぷりのホイップクリーム。
あ、すこしだけ、のこしておいてくださいね。
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表面をきれいに平らにします。
このときは、ケーキ用のヘラがあったほうが便利です。
でも、八分立てですから、あんがい、きれいにまとまりますよ。
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側面も、塗りましょう。
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ケーキ台に接しているところに、
へらをさしこみ、ぐるりと、すきまをつくっておきます。
こうしておくと、あとでお皿にうつすときにうまくいきますよ。
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残ったホイップクリームは
完全に泡立てて、しぼりぶくろに。
飾り付け用です。
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ぎゅっと押しだし、すぽんと抜く。
これは、ちょっと練習するとうまくなりますよ。
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そこに、いちご。
このあとは、このまま冷蔵庫に入れます。
八分立てにしたホイップクリームを、
もうすこし固めるためです。
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テーブルに出す時には、お好みで、ミントの葉をそえてどうぞ!
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メインディッシュの「チキンのオーブン焼き」をつくります。
前日に「下味」をつける準備をしましょう。
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骨付き鶏もも肉の、よぶんな脂を外して。
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骨に沿って、切りこみを入れます。
味を染み込みやすく、火が通りやすくなるように。
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にんにくを3片、スライスします。
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1片のしょうがのスライス。
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水に塩を溶きます。
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そこに、にんにくとしょうが。
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プレーンヨーグルト。
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こしょう、お酒。
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チキンを入れます。
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手で、まんべんなくなじませたら。
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ラップを、まずはお肉にぴったりと。
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そしてボウルの上にもう1枚。
これで冷蔵庫に入れて、ひと晩おきましょう。
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さて、ここから「当日」の作業です。
チキンを焼く前に、栗のピラフを準備します。
米を研いで、ザルにあげ、30分ほど、水気を切っておきます。
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たまねぎをみじん切りにします。
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にんにくも、みじん切りにします。
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マッシュルームを半分に切って、
さらにそれを4等分にスライスします。
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フライパンを中火で熱し、バターをひき、にんにくとたまねぎを炒めます。
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透明になったら、
米を加えてさらに炒めます。
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米の表面が透明になったら、
マッシュルームを加えて
さっと混ぜます。
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炊飯器に移し、2合の線まで水を入れて、
砕いた固形ブイヨンと塩を加えて
ひと混ぜし、炊いておきます。
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炊き上がったら、さっくりと混ぜて、
甘栗を加えておきます。
これで栗のピラフができあがりです。
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さあ、ここから、火をつかった調理に入ります。
ひとばんおいて、味がよくなじんだ鶏肉。
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調味液からはずして。
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よく水気をとりのぞきます。
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ペーパータオルで挟み込むようにして水気を抜きましょう。
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小麦粉。
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塩をまぜます。
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そこに鶏肉を入れて、粉をまぶします。
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さて、ここですぐには、オーブンに入れませんよ。
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熱したフライパンに、サラダ油をしいて、
皮目から焼きます。
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強火で皮目を3分。
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こんがり焼き色がつきました。
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ひっくり返して2分。
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焼き目をつけた鶏肉を、
オーブンの天板に網をひき、
ならべます。
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オーブンはあらかじめ200℃に熱しておきましょう。
タイマーは15分です。
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その間に、かんたんなサラダをつくります。
これは、ベビーリーフと、ラディッシュと、スモークサーモンです。
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さあ、チキンがこんがり焼き上がりましたよ!
あとは、もりつけですね。
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栗のピラフの上にチキンをのせて。
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クレソンを添えて、できあがりです!
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クリスマスディナーが完成しました。
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せっかくだから、シャンパンを飲みましょうか。
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チキンは、漬け込んだことで、
やわらかく、味がしみています。
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関節から外したら、あとは手でもってガブリ!
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ケーキ用のナイフで切り分けて。
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すごい! 間のホイップがこんなにたっぷりです。
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いかがでしたか? 飯島さんのつくるクリスマスディナー。
ぜひ、ためしてみてくださいね。
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