風邪をひいていた家人が、「もう治ったから!」って
会社に出かけていったんだけれど、どうもアヤシイ。
まだ、本調子じゃないみたい。おなかの調子も、わるそう。
そんなときに、食べさせてあげたい「茶わん蒸し」。
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まずは具を準備。
かまぼこを、5mmくらいの厚さに切ります。
ひとりぶんが、1枚。
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食べやすいように、半分の大きさに。
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しいたけ。石づきをとって、8枚にスライス。
これもひとり、2分の1コくらい。
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三つ葉をざくざくと食べやすい大きさに刻みます。
これは、蒸しあがってから、さいごにトッピング。お好みの量をどうぞ。
ほかにもぎんなんや栗の甘煮、しいたけのかわりになめこやえのきなど、お好みで。
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すじを取ったササミを、5mmの厚さの、そぎ切りにします。
1本で、4人分くらい。
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しょうゆを小さじ3分の1、かけておきます。
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下味をつけておきます。
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あさりをむき身にします。
砂抜きしたあさり200gをさっと水洗いし、鍋に入れます。
ちなみに、砂抜きは、ボウルにザルを重ね、
海水の濃さ(3%くらい)の塩水でしておきましょう。
水1リットルに対して、塩30g(大さじ2)くらいです。
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お酒を、大さじ2。
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蓋をして、強火にかけます。
2~3分、そのままにすると。
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貝の口が開きます。
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おつゆも、使いますので、ザルにあげて分けておきます。
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貝の身を、むき身にします。
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さて、卵液をつくりましょう。
卵を2つ、ボウルに割り入れて。
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泡立てないように、底に箸をつけて、
一方向に切るように混ぜます。
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さきほどのあさりの汁に、だし汁を入れて、
300ccになるようにします。
だし汁は、500ccの水に、5cm角の昆布と15g程度のかつおぶしでとったなかから使います。
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塩を小さじ4分の1。
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みりんを小さじ1。
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しょうゆを小さじ3分の1。
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調味料が溶けたら、だし汁をすこしずつ溶き卵に入れ、混ぜます。
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それを、いったん、ザルでこしておきます。
これで卵液は完成。
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蒸し器に水を張り、火にかけておきます。
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うつわに、ササミ。
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あさり。
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しいたけ。
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かまぼこ。
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そして卵液をそそぎます。
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泡が残ったら、スプーンの背ですくっておきましょう。
(あとで、食感がわるくなっちゃうので。)
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さてここがポイント!
アルミホイルできっちり蓋をします。
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この方法が、いちばん「鬆(す)」が入りにくいんです。
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蒸し器のなかの水が沸騰し、中が蒸気で満たされたら。
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こぼさないようにまっすぐと、器を入れましょう。
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強火で1分、そのあと弱火にして13~15分蒸します。
串を刺し、澄んだ汁が出てきたらOKです。
まだなら、追加で1~2分加熱。
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取り出すときは、熱いので気をつけてくださいね。
最後に、三つ葉を散らして、できあがりです。
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準備さえしておけば、加熱15分くらいで、あつあつの茶わん蒸しを
食べてもらうことができますね。
(冷めても、おいしいですけどね!)
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ふるふるに、やわらかく仕上がりました。
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手羽に焼き目をつけて、
だいこんと煮た、煮物をおかずに。
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おつけものも添えて、いただきましょう!
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鬆も入らず、おいしくできあがりました!
これで、風邪も治るといいですねー。
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