風邪をひいていた家人が、「もう治ったから!」って
会社に出かけていったんだけれど、どうもアヤシイ。
まだ、本調子じゃないみたい。おなかの調子も、わるそう。
そんなときに、食べさせてあげたい「茶わん蒸し」。
1/39
まずは具を準備。
かまぼこを、5mmくらいの厚さに切ります。
ひとりぶんが、1枚。
2/39
食べやすいように、半分の大きさに。
3/39
しいたけ。石づきをとって、8枚にスライス。
これもひとり、2分の1コくらい。
4/39
三つ葉をざくざくと食べやすい大きさに刻みます。
これは、蒸しあがってから、さいごにトッピング。お好みの量をどうぞ。
ほかにもぎんなんや栗の甘煮、しいたけのかわりになめこやえのきなど、お好みで。
5/39
すじを取ったササミを、5mmの厚さの、そぎ切りにします。
1本で、4人分くらい。
6/39
しょうゆを小さじ3分の1、かけておきます。
7/39
下味をつけておきます。
8/39
あさりをむき身にします。
砂抜きしたあさり200gをさっと水洗いし、鍋に入れます。
ちなみに、砂抜きは、ボウルにザルを重ね、
海水の濃さ(3%くらい)の塩水でしておきましょう。
水1リットルに対して、塩30g(大さじ2)くらいです。
9/39
お酒を、大さじ2。
10/39
蓋をして、強火にかけます。
2~3分、そのままにすると。
11/39
貝の口が開きます。
12/39
おつゆも、使いますので、ザルにあげて分けておきます。
13/39
貝の身を、むき身にします。
14/39
さて、卵液をつくりましょう。
卵を2つ、ボウルに割り入れて。
15/39
泡立てないように、底に箸をつけて、
一方向に切るように混ぜます。
16/39
さきほどのあさりの汁に、だし汁を入れて、
300ccになるようにします。
だし汁は、500ccの水に、5cm角の昆布と15g程度のかつおぶしでとったなかから使います。
17/39
塩を小さじ4分の1。
18/39
みりんを小さじ1。
19/39
しょうゆを小さじ3分の1。
20/39
調味料が溶けたら、だし汁をすこしずつ溶き卵に入れ、混ぜます。
21/39
それを、いったん、ザルでこしておきます。
これで卵液は完成。
22/39
蒸し器に水を張り、火にかけておきます。
23/39
うつわに、ササミ。
24/39
あさり。
25/39
しいたけ。
26/39
かまぼこ。
27/39
そして卵液をそそぎます。
28/39
泡が残ったら、スプーンの背ですくっておきましょう。
(あとで、食感がわるくなっちゃうので。)
29/39
さてここがポイント!
アルミホイルできっちり蓋をします。
30/39
この方法が、いちばん「鬆(す)」が入りにくいんです。
31/39
蒸し器のなかの水が沸騰し、中が蒸気で満たされたら。
32/39
こぼさないようにまっすぐと、器を入れましょう。
33/39
強火で1分、そのあと弱火にして13~15分蒸します。
串を刺し、澄んだ汁が出てきたらOKです。
まだなら、追加で1~2分加熱。
34/39
取り出すときは、熱いので気をつけてくださいね。
最後に、三つ葉を散らして、できあがりです。
35/39
準備さえしておけば、加熱15分くらいで、あつあつの茶わん蒸しを
食べてもらうことができますね。
(冷めても、おいしいですけどね!)
36/39
ふるふるに、やわらかく仕上がりました。
37/39
手羽に焼き目をつけて、
だいこんと煮た、煮物をおかずに。
38/39
おつけものも添えて、いただきましょう!
39/39
鬆も入らず、おいしくできあがりました!
これで、風邪も治るといいですねー。
フードスタイリスト飯島奈美さんの人気連載
「LIFE」から、2冊目の本が生まれました。
「ほぼ日」掲載の14品に、
本書のために9品の新作を追加し、
ページ数も、ボリュームアップ。
1巻とあわせて、ぜひご活用ください。