「なんでもない日」じゃない、お正月の料理です。食材は、おもち。
「いつもの食べ方は、飽きちゃった」というシチュエーションで、
おいしい食べ方を、飯島奈美さんに教えていただきました。
なつかしくって、ちょっとあたらしい、
おもちの食べ方、6レシピを紹介します。
1/87
まずは「おろし納豆もち」から行きましょう。
だいこんを、おろします。
2/87
ザルにあけて、だいこんおろしの水気を、軽く切ります。
3/87
そして、2分の1カップになるように、量りましょう。
4/87
細ねぎを、小口切りにします。
5/87
オーブントースターで、おもちを焼きます。
そして、その間に、からめる「おろし納豆」をつくります。
6/87
だいこんおろしに。
7/87
ひきわり納豆を加えて。
8/87
みそを加えます。
9/87
さっくりと、混ぜておきます。
味をみて、薄いようだったら、みそを足してくださいね。
10/87
刻んだ細ねぎを、半量入れます。
11/87
さっくりと混ぜます。
これでおろし納豆ができあがりです。
12/87
こちら、オーブントースター。
手前のほうが、焼き上がり時間がかかるので、
途中で前後を入れ替えるといいですよ。
13/87
ぷっくりと、ふくらんで。
14/87
かるく焦げ目がついたら、OKです。
15/87
おろし納豆にからませます。
16/87
仕上げに、おかかをかけて。
17/87
お皿に盛って。
18/87
残りの細ねぎを、上から散らします。
これで、できあがりです。
19/87
こんどは、くるみもちです。
最初に、くるみを、すりばちで粗めにすります。
20/87
すり鉢がない、という人は、包丁で刻んでもいいですし、
ビニールぶくろに入れて、叩いてもいいですよ。
21/87
ぜんぶ細かくはせず、すこし粒のかたまりが残るくらいで止めて。
22/87
黒糖を入れます。
23/87
おしょうゆも加えます。
24/87
さっくりと混ぜたら。
25/87
シナモンを、ほんの少し入れて香りをつけます。
26/87
さっと混ぜれば、くるみあんができあがりです。
27/87
さて、おもち。
今回は「煮もち」にします。
熱湯におもちを入れて、ふたたび沸騰したら弱火にして3分。
28/87
火を止めて、フタをして、1分。
29/87
煮えたおもちを出して、くるみあんにからめます。
おもちがくっつきやすいので、1つずつからめてください。
30/87
おもちが、くるみあんをまとったら、お皿に盛りつけます。
31/87
これで、できあがりです。
どうぞ、ためしてみてくださいね。
32/87
こちらは「ゆずこしょうみそもち(お茶漬け風)」。
33/87
ゆずこしょうを準備します。
34/87
そこに、みそを加えます。
みその種類は、「ゆずこしょうみそ」でなくても、
なんでも大丈夫です。
とうがらしみそや、ふきみそ、油みそなど
香りみそを使っても、いいですよ。
35/87
よく混ぜておきます。
36/87
いっぽう、こちらは、だし汁。
昆布とかつおでとりました。
そこに、塩を加えて、味をととのえておきます。
37/87
三つ葉を、刻んでおきます。
38/87
あられも、準備しておきましょう。
39/87
さて、おもち。
フライパンをあたため、たっぷりめの油を入れて、
揚げ焼きにします。
40/87
強めの弱火でじっくりと焼きます。
41/87
きつね色になったらひっくり返して、両面を焼きます。
水が入るとはねるので、気をつけてくださいね。
42/87
菜箸などを刺して、中までやわらかくなっていれば、焼き上がりです。
43/87
あたためておいただし汁を、椀にそそぎます。
44/87
揚げ焼きにしたおもちを入れます。
45/87
合わせたみそをのせます。
(使うみそによって、分量を加減してのせてください。)
46/87
あられと、三つ葉を散らします。
47/87
みそを少しずつ溶かしたり、そのまま食べたり、
お好みで、焼き海苔をかけて、おめしあがりください。
48/87
「ミルクきなこぜんざい」をつくります。
牛乳をあたためながら、砂糖を加えます。
49/87
きなこも、加えます。
50/87
沸いてきたら‥‥。
51/87
静かに、おもちを入れます。
52/87
弱火にして、4分、時々ひっくり返しながら、煮ます。
おもちがやわらかくなったら、火をとめてフタをして、
1分、蒸らします。
53/87
やわらかく煮えたおもちを、スプーンなどで、
汁ごと、器によそいます。
汁の分量は、お好みでどうぞ。
54/87
そこに、あんこをのせれば、できあがりです。
(あんこは、市販品でもいいですし、
「おばあちゃんの、おはぎ。」のレシピを
すこしゆるめに仕上げたものでも、いいですよ。)
55/87
こちらは「じゃがバタもち」。
56/87
じゃがいもを、洗って、皮をむきます。
57/87
1センチほどの厚さに切って。
58/87
さらに1センチ幅で、縦・横に切って、
1センチの角切りをつくります。
切り終わったら、5分ほど水にさらしておきましょう。
59/87
小鍋に水をはり、じゃがいもを入れて、火にかけます。
沸いたら、火を弱めて、7~8分、ことこと煮ます。
60/87
もちを加えて、3分半から4分、煮ます。
61/87
お湯を切ります。
62/87
へらなどで、じゃがいもとおもちをつぶします。
63/87
全体がねっとりとするまで、混ぜましょう。
つぶつぶが残っても、おいしいですよ。
64/87
混ざったら、熱いうちに器に盛って。
65/87
バターをのせて。
66/87
おしょうゆを、さっとかけます。
67/87
お好みで、めんたいこをのせて、おめしあがりください。
(焼き海苔も、よく合いますよ。)
これで「じゃがバタもち」は完成です。
68/87
「お好み焼きもち」をつくります。
(「もち入りお好み焼き」とは、ちがうんですよー。)
まず、キャベツを、水洗いして水気を切り、
太めの千切りにします。
69/87
チーズと、あえておきましょう。
焼いたときに、チーズがつなぎになって、
キャベツとおもちが、くっつきます。
70/87
豚ばら肉を、5センチに切っておきます。
71/87
おもちは、クッキングシートにのせて、電子レンジへ。
途中でひっくりかえしながら、
すこしふくらんで、やわらかくなるまで、様子を見ながら加熱します。
(ちなみに、飯島さんの使っている電子レンジでは
500Wで、途中で一度返し、やわらかくなるまで、合計1分15秒くらいでした。)
72/87
その間に、タレをつくっておきましょう。
ウスターソースに。
73/87
オイスターソースを入れ、混ぜておきます。
74/87
フライパンを熱し、油をひきます。
75/87
電子レンジで加熱したおもちをのせて、中火で加熱します。
76/87
クッキングシートをのせて、上から、おたまの背などで
つぶします。
77/87
キャベツとチーズをあえたものをのせて、
フタをして、中火で焼きます
裏がきつね色にこんがり焼けたら‥‥
78/87
豚ばら肉をのせて。
79/87
中央をすこしくぼませて、卵をのせます。
80/87
菜箸などで黄身をくずして広げて。
81/87
フライ返しなどで、ひっくりかえしましょう。
82/87
きれいな焼き目がついています。
このまま、2分ほど、フタをして、
中火で焼きましょう。
83/87
すこしめくってみて、
こんがり焼き色がついたら、できあがりです。
卵側を上にして、まな板に移します。
さきほどのクッキングシートをひくと、
お皿への移動がかんたんです。
84/87
食べやすい大きさに切りましょう。
85/87
お皿にうつし、つくっておいたタレをかけて。
86/87
おかかを、たっぷり。
87/87
青のりもかけて、紅ショウガを添えて、できあがりです。
おもちそのものが、お好み焼きの生地になっている「お好み焼きもち」、
ぜひためしてみてくださいね。
『LIFE』の定番的なメニューに添えた小皿料理、
飯島さんが映画やテレビの撮影用につくったおかず、
「ほぼ日」の対談などのためにつくったもの、
これまでにおまけの小冊子として
制作したものなどのなかから、
かんたんで、うんとおいしい
55品の副菜レシピをあつめました。