おかあさんがクラス会でお出かけ。ひとり留守番で
「昼、どうするんだよー」というおとうさんのため、
おかあさんが準備をしてくれました。
「したごしらえしておいたから、あとは焼いて食べてね」というわけ。
そんな鶏の照り焼きです。
1/40
まずは鶏もも肉の、下処理です。
余分な脂を取り除きます。
2/40
皮のはしっこにも、脂がかたまっていることがあるので、
その脂だけを除きます。皮はおいしいので、残しましょう。
3/40
すじがあったら、外します。
また、とくに厚い部分があれば、
均等になるように、切れ目を入れてひらきます。
4/40
皮のほうから、竹串(3本まとめて使うと早いですよ)や
フォークで、穴をあけます。
刺す回数は、だいたい20回くらい。(多めで大丈夫です。)
こうすることで脂が出て、ぱりっと焼き上がります。
5/40
ボウルを用意して、酒大さじ1に、塩ふたつまみを入れます。
6/40
そこに、鶏肉をさっとひたします。
7/40
まんべんなく行き渡るようにしたら。
8/40
キッチンペーパーにのせて、水気を切ります。
9/40
上からもかぶせ、手でおさえて、水分をしっかり取りましょう。
10/40
長ねぎ。1本分を、4センチくらいに切っておきます。
11/40
タレの準備です。
お酒大さじ5。
12/40
しょうゆを大さじ2と1/2。
13/40
みりん大さじ1と1/2。
14/40
砂糖大さじ1。
(今回はざらめ糖を使いましたが、白砂糖でもいいですよ。)
これをよくまぜれば、タレの準備はおしまい。
ここまでで、おかあさんの下ごしらえはぜんぶ終わりました。
15/40
お肉を出して、まず、片栗粉をまぶします。
16/40
よぶんな粉は、はたいておきましょう。
17/40
フライパンを、常温のまま(火にかけず)、
皮を下にして、鶏もも肉を入れます。
18/40
フライパンに皮がぴったりつくよう、
浮いたところを指でおさえておきます。
19/40
フタをして、中火で5~7分、焼きます。
最初ははりつく感じになりますが、
焼いていくうちに鶏肉から脂が出るので大丈夫です。
20/40
ときどき確認し、脂がよぶんに出ていたら
キッチンペーパーでふき取ります。
21/40
4分くらいのところで、フタをとり、
長ねぎを入れます。
このまま、さらに1~3分、皮面を焼きます。
それで7割方、鶏もも肉に火が通ります。
22/40
長ねぎは、焼き目がついたらひっくりかえしましょう。
23/40
5分たったら、焼き具合を見ます。
こんがり焼き目がついていたら、
ひっくり返す頃合いです。が‥‥
24/40
その前に、よぶんな脂を
キッチンペーパーでぬぐうのを忘れずに。
25/40
ひっくり返し、すこし火をよわめて、1分ほど焼きましょう。
もし出てくる脂が多ければ、
もういちどふき取ってくださいね。
26/40
タレをまわし入れます。
このときのポイントは「皮にかけない」こと。
そうすることで仕上がりが、ぱりっぱりになります。
27/40
1分半、煮ます。
28/40
先に長ねぎを取って。
29/40
バットなどに置いておきます。
まだお皿には盛りません。
30/40
そして鶏もも肉も、取り出します。
31/40
フライパンに残ったタレを、 3分ほど、中火で煮詰めていきます。
32/40
たれが煮詰まる寸前に、鶏肉を、好きな大きさに切ります。
(すこしでもおいたほうが、肉汁がおちつくので。)
かぶりつきたいひとは、1枚を4つに、大きめに切りましょう。
33/40
タレが煮詰まりました。
34/40
バットに残ったタレも、入れて。
35/40
鶏肉をもどします。
36/40
この段階では、皮にタレがかかっても大丈夫。
ころがすようにして、全体にまぶしましょう。
これで完成です!
37/40
お皿にもりつけて。
38/40
長ねぎをそえて、スプーンなどでタレをかけましょう。
39/40
できたー! 皮がぱりっとしていて、
タレがよくからんでいて、中はあつあつジューシー。
40/40
ごはんにのっけて、小どんぶりみたいにしてもいいですよね。
いかがでしたか、飯島さんの「鶏のてりやき」。
ぜひつくってみてくださいね。
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