おばあちゃんちの、

おはぎ。

LIFE

おうちで炊いた「つぶあん」で、
お店で売ってるおはぎより、
ちょっと大きくて。
甘さがちょっとひかえめで、
ぱくぱく、いくつも食べられちゃうような、
そんな「おはぎ」です。

材料(16〜18ヶ分)

あんこ

  • 小豆 300g
  • グラニュー糖 175g
  • 三温糖 75g
  • 塩 ふたつまみ

タネ

  • もち米 1.5合
  • 米 0.5合

つくりかた

  • 1/42

    まず小豆を300g、はかります。
    おばあちゃんちなので、あんこも手づくりです。

  • 2/42

    このぴかぴかの小豆を「つぶあん」にするまでは
    けっこうたいへんですけど、おちついてゆっくりやりましょう。
    大丈夫、おいしいのができるから。

  • 3/42

    最近の小豆は虫もいなくてきれいな状態ですけど、
    ねんのため、いちど、水であらいます。
    ざっくりかきまぜながら、流水で。

  • 4/42

    水を切ります。

  • 5/42

    そしてお鍋に入れます。今回はほうろう鍋を使います。
    あっ、これは「かもめ食堂」にも出てきたお鍋ですね。

  • 6/42

    1回目は、ゆでこぼすだけ。
    小豆の2倍、600ccの水を入れて、
    強火で沸騰させます。

  • 7/42

    沸騰したら、ザルにあげます。

  • 8/42

    ふたたび鍋に、先に小豆を入れ、
    こんどは3倍、900ccの水を入れます。

  • 9/42

    中火で、ふつふつと、20分くらい炊きます。
    そうするとこんなふうに、色が出てきます。
    アクがでてきたら、すくって捨てましょう。

  • 10/42

    この赤い色は、渋味が出た証拠。
    ふたたびザルにあけて、汁を捨てます。

  • 11/42

    小豆は洗わず、
    アクがついたお鍋だけ水洗いして、
    いよいよ本格的に煮はじめます。

  • 12/42

    3回目は、水が小豆の4倍。1200ccですね。
    中火にかけ、さいしょは、蓋を、すこしずらして1時間くらい。
    沸騰してきたら弱火にしてください。
    小豆が頭を出したら水を足してください。

  • 13/42

    ときどき蓋をあけて、アクが出てきたらすくって捨てましょう。
    押してみて、やわらかくなり、だいたい1時間20分くらいすると、
    水気がなくなってくるはず。
    砂糖を入れる前に汁を少しすくって減らしましょう。
    小豆の頭が出るくらいまで。そうしたらお砂糖を加えます。

  • 14/42

    今回、飯島さんが使ったのは、グラニュー糖と三温糖。
    (3回くらいに分けて入れてください。)
    グラニュー糖が175g、三温糖が75g。
    7:3の割合です。まずグラニュー糖を入れます。
    お砂糖はお好みで、上白糖、ザラメ、白蜜、黒砂糖など、ためしてみてくださいね。

  • 15/42

    そして三温糖。

  • 16/42

    火にかけたまま、
    こげないようにかき混ぜつづけてくださいね。
    だんだん水気がなくなってきて、もうすぐ「つぶあん」完成です。

  • 17/42

    水気がなくなってきたら、
    最後に塩をふたつまみ。
    これが入ると入らないとでは、
    味の深みがちがうんです。

  • 18/42

    へらで底をこすったとき、
    こんなふうに、小豆が戻ってこないくらいになったら、
    火をとめましょう。

  • 19/42

    すくいあげたとき、
    こんなふうにまとまっていたら、大丈夫。

  • 20/42

    バットかお皿にうつしましょう。
    鍋に入れたままだと、水分がとびすぎて、
    かたくなっちゃいますから。

  • 21/42

    さて、ごはんの用意。
    これは「小豆のあと」じゃなくて
    同時進行ですすめておいてくださいね。
    もち米3(1.5合)に対し、
    ふつうのお米を1(0.5合)の割合で混ぜます。

  • 22/42

    いつものごはんの要領で、研ぎましょう。

  • 23/42

    このあたりは緊張しなくっていいですよ。
    ふつうに、ふつうに。

  • 24/42

    30分くらい、水をすわせてから、
    炊飯器にかけて、
    少し固めに炊き上げます。

  • 25/42

    ハイ、ちょっと時間の流れを省略。
    お米が炊きあがり、蒸らしあがりました。

  • 26/42

    うん、このままでもおいしそう!
    でも、ここでひと工夫。

  • 27/42

    軽く、つぶします。
    すりこぎがなかったら、しゃもじでもいいでしょう。

  • 28/42

    つぶしすぎない程度に、
    でも全体がねっとりとくっつくていどに。

  • 29/42

    ほんのりあったかいくらいまでさめたら、
    16~18ケに分け、手に取って形をつくります。
    左手でタテ長にまとめ、右手で上下をおして、
    俵型にまとめます。

  • 30/42

    まとまりがいいので、そんなに力をいれずに、
    ふんわりまとめておきましょう。

  • 31/42

    だいたいの大きさをそろえて、ならべておきます。

  • 32/42

    こんどは、つぶあん。
    左手にとってから。

  • 33/42

    スプーンの背で、ごはんをのせる場所をつくります。

  • 34/42

    まんなかにぽんとごはんをのせて。

  • 35/42

    くるんでいきます。

  • 36/42

    このときも左手でタテ長に、
    右手で上下を押して形をととのえていきます。

  • 37/42

    慣れないうちは、かたちがいびつになっちゃうかもしれないけど。
    それでもいいじゃないですか。
    これで手づくりおはぎの完成です。

  • 38/42

    お茶を淹れて。

  • 39/42

    そうそう、こういう甘いものには、
    漬物が合うんですよね。

  • 40/42

    いただきます!
    もしお箸だととりにくかったら‥‥

  • 41/42

    手で、いただいちゃいましょう。

  • 42/42

    ねっとりしたごはんの入った、つぶあんのおはぎ。
    これ、応用編で、ごはんを炊くときに「さつまいもの角切り」を
    いっしょに炊いて、混ぜ込むと、また、おいしいんですって。
    それもぜひ、ためしてみてくださね!
    飯島さん、今回もありがとうございました。

このレシピは、
LIFEに収録されています。

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あんこ

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  • 塩 ふたつまみ

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